こんにちは。モンクレールやカナダグースなど高級ダウンのクリーニング専門店【OMOIYARI】です。
ダウンジャケットの中綿としてポリエステル綿が使用されていることもありますが、実は取り扱いに気をつけるべき素材であることをご存知でしたか?
ポリエステルといえば、一般的に使用される化学繊維ですが、ダウン衣類に使用されているポリエステルの管理方法は、ほかのポリエステル製品とは異なるのです。
本記事では、ダウンジャケット内に含まれるポリエステル綿の偏りの直し方について詳しく解説します。
■ダウンジャケット内のポリエステル綿の偏りの直し方は?
ダウンジャケットに使用されている素材の中でも、ポリエステル綿の偏りはダウン専門のクリーニング業者であっても直すことができません。
そもそもダウンジャケットには、「グース(ガチョウの羽毛)」や「ダッグ(アヒルの羽毛)」といった羽毛や、羽軸のある「フェザー」、さらには人工繊維であるポリエステルから作られる「ポリエステル綿」など、いくつかの種類の素材が使用されています。
一般的に、ダウンジャケットの偏りはダウン専門のクリーニング業者に依頼することで直すことができるという認識を持たれていますが、なかでもポリエステル綿だけは偏りを直すことができないのです。
また、ポリエステルは安価な素材というイメージもありますが、実は高級ダウンでも使用されていることがあるため、高級ダウンだからといってポリエステル綿が使用されていないということではないことにも注意しましょう。
■ダウンジャケットのポリエステル綿の偏りが直せない理由
ダウンジャケットのポリエステル綿の偏りが直せない理由は、ポリエステルが水に濡れてしまうと、だんご状に固まり、元に戻すことが非常に難しいからです。
ダウンジャケットの中綿が偏る主な原因としては、クローゼットに閉まっていたときに湿気を吸ってしまったり、セルフクリーニングに失敗してしまったなど、水分が関係していることが多くなります。
ポリエステルは水に強い素材として知られていますが、綿状のポリエステル綿が濡れてしまうと繊維が絡まってしまい毛玉になり、綿密に絡まってしまうのです。
このような理由から、ダウンジャケットのポリエステル綿が偏ってしまうと、セルフクリーニングではもちろん、ダウンを専門的に扱うクリーニング業者であっても直すことが至難の業になってしまいます。
■ポリエステル綿が偏らないための対処法
ポリエステル綿が偏らないための対処法は以下の通りです。
- セルフクリーニングは行わない
- 定期的に専門業者にクリーニングを依頼する
それぞれの対処法について、以下で詳しく解説します。
1.セルフクリーニングは行わない
先ほどもお伝えしたとおり、ポリエステル綿は一度偏ってしまうと元に戻すことができないため、偏りが発生しやすいセルフクリーニングは行わないことがおすすめです。
2.定期的に専門業者にクリーニングを依頼する
ポリエステル綿の偏りは湿気や水分以外にも、皮脂や汚れなどによっても発生するため、シーズンに1.2回ほどクリーニングに出すことが大切です。
OMOIYARIでは10ヶ月間の無料保管サービスを行っていますので、ポリエステル綿が使用されているダウンジャケットであっても、湿気を吸って偏りが発生しないように管理させていただきます。
■まとめ
本記事では、ダウンジャケットのポリエステル綿の偏りの直し方について詳しく解説しました。
ダウンジャケットに使用されているポリエステル綿が偏ってしまうと、基本的に綿を交換することが必要になってしまうため、日頃のお手入れから中綿が偏らないように気をつけることが大切です。
OMOIYARIでは、ダウンに精通した高度な技術と10ヶ月の無料保管サービスがありますので、ポリエステル綿のダウンジャケットであっても安心して預けていただくことができます。
お申し込みはこちらから▼
https://omoiyari.shop/products/down-cleaning-service