こんにちは。モンクレールやカナダグースなど高級ダウンのクリーニング専門店【OMOIYARI】です。
一般的な量販店で売られているようなダウンと違って、モンクレールやカナダグース、グッチやルイ・ヴィトンなどのハイブランドの高級ダウンは「大切に着続けたい」と普段から丁寧にケアしている方も多いかもしれません。
とはいえ、衣類は着用する中で一見綺麗なように見えても、見えない汚れが蓄積していることも。
今回は、高級ダウンをクリーニングするおすすめの頻度と、クリーニングしなかった場合にどんな状態になってしまうのかをご紹介します。
■高級ダウンのクリーニング頻度は「毎シーズン」が基本
保温性が高く、寒さから守ってくれる高級ダウン。
やはり着用シーンが多いのは冬場です。そのため高級ダウンをクリーニングするなら、毎年冬シーズンが終わった段階がベストタイミング。
シーズン中についた汚れやダメージをしっかりとリフレッシュさせて、次のシーズンに備えるのが基本です。
■高級ダウンをクリーニングしなかった場合どうなるの?
中には「冬に着るから、冬のシーズン前にクリーニングすればいい」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、その考え方はとても危険!
というのも、汚れは時間が経てば経つほど取れにくくなりますし、目に見えない汚れが保管中にカビや変色の原因になってしまうこともあるからです。
具体的に、どんなダメージを与えてしまうのかを解説していきましょう。
1.カビ
ダウンは、空気の層を作ることで保温性を高める衣類。空気をたくさん含んでいるのが特徴です。日本は世界的にも湿度が高い気候です。
そのため、シーズン終わりのダウンをそのままクリーニングせずに置いておくと、ダウン内部の空気中に含まれた水分と汚れなどが餌となり、カビが発生しやすくなります。
見た目はカビが見えなくても、「なんとなくカビ臭い」「着たときに匂いが気になる」と感じてしまえば、せっかくの高級ダウンも台無しです。
カビを予防するためには
- シーズン終わりにきちんとクリーニングで汚れを落とす
- 湿度の低い環境で保管する
ことが大切です。
2.変色
ダウンの襟口や袖まわりなどは、皮脂がつきやすい部分です。
こうした皮脂汚れは、しっかりと落としておかないと時間の経過とともに酸化して、生地を変色させてしまいます。
黒いダウンジャケットの場合、手首が当たる袖口の内側が皮脂汚れで白くなっているケースがよくあります。
また、白いジャケットも、保管する前は汚れがついていないように見えても、ワンシーズン洗わずに保管しておくと少しずつ皮脂汚れが酸化。真っ黒になってしまうことも多いのです。
また、皮脂汚れ以外の汚れも変色を招く原因に。
例えば、埃が生地に付着したまま長期間放置すると、埃の周りだけ変質して、生地に小さな粒状の色抜けができてしまいます。
これを防ぐためできることは、カビ予防と同様しっかりとクリーニングすること。そして、湿度や温度がきちんと管理された日の当たらない場所で保管することです。
3.脆化による生地の劣化や穴あき
変色やカビ以外にも、高級ダウンを洗わずに放置しておくことによるリスクはまだまだあります。
その一つが、脆化(ぜいか)と呼ばれる現象です。汚れが生地についたままにしておくと、汚れが酸化。ナイロン生地の場合溶けてしまい、生地が脆く(もろく)なります。破れや裂けの原因にもつながる脆化が進んでしまえば、衣類に穴が空いてしまいます。
特に袖口などに穴が開きやすいのは、この脆化が原因です。
4.シミ
埃などを含んだ雨が高級ダウンに付着すると、埃部分の汚れが変質し、シミの原因に。
輪ジミとなって残ってしまいます。シミや汚れを落とす1番のポイントは、「汚れがついたらすぐに処理すること」。
ワンシーズン、シミがついたまま放置してしまえば、こうしたシミが落ちなくなる可能性もあります。
ちなみに、クリーニング屋さんがお客様に衣類をお返しする際にかけているビニールカバー。付けたままクローゼットに入れてしまうのは避けた方がいいでしょう。というのも、ビニールカバーはあくまでも輸送中に大切な衣類が汚れないように付けられているもの。
運搬中にカバーの内部にどうしても車の排気ガスなどが入り込んでしまうことがあります。
こうした排気ガスの中にもシミや色抜けの原因となる成分が入っている場合もあるので、ご自宅で保管する際には、必ず外してクローゼットなどに入れておきましょう。
ぜひ、大切な衣類のメンテナンスには、高級ダウンクリーニング【OMOIYARI】をご活用くださいね。