こんにちは。
高級ダウンのクリーニング専門店【OMOIYARI】です。
今回は、お客さまが大切にしているダウンのお洋服をきれいにする【OMOIYARI】の工場に潜入!どんなふうにダウンクリーニングがされているのかお届けします。
職人たちが長年ダウンクリーニングに向き合い続け、生まれたテクニックも少しだけご紹介。1着1着丁寧に職人が「どう洗えば良いか」を判断してクリーニングしていく【OMOIYARI】のこだわりをぜひご覧ください。
前編はこちら>>> https://omoiyari.shop/blogs/topic/factory1-230613
■高級ダウンのクリーニング工場に潜入!機械洗いの工程
静岡県袋井市にある高級ダウンのクリーニング専門店【OMOIYARI】。
広々とした工場内は、検品をする場所、手作業で前処理する場所、ドライクリーニングをする場所、ウェットクリーニングをする場所、乾燥スペース、仕上げコーナー、ダウンの保管スペースなど様々なゾーンに分かれています。
今回は、高級ダウンをクリーニングする工場の中でも、機械洗いや乾燥、そしてきれいになったダウンを保管する場所をご紹介しましょう!
【ウェットクリーニング】
ウェットクリーニングは、皮脂などの油性の汚れに強いドライクリーニングでは落とせない匂いやシミをキレイにする必要がある際にベストな洗い方。
汚れの程度などを見極めながら、数種類ある洗剤を使い分けて洗っていきます。
【OMOIYARI】では銀イオン水を使ってクレンジング・マイクロバブルクレンジングの力で洗浄力を高めているんですよ!
【ドライクリーニング】
ドライクリーニングとは、石油系溶剤の有機溶剤を使って洗う方法で、皮脂汚れなど油性の汚れを落とす際に向いている方法です。
ちなみに、汗によるシミなど水溶性の汚れは、職人が前処理で除去。
汚れのタイプを見極めて、どう洗えばキレイになるのか計画していくのも【OMOIYARI】で必要な目利きのチカラです。
ドライクリーニングの機械は生地の色ごとに分け、洗う回数なども細かく設定。1着1着大切に洗っていきます。
【乾燥】
洗い上がったモンクレールなどの高級ダウンは、内側をネットで保護した乾燥機でタンブリング乾燥をし、ダウンのふっくら感を再度出していきます。
内側にネットを張っている理由は、大切な高級ダウンを熱などから守るため。
乾燥機の内側はどうしてもドラムの表面が熱くなってしまうため、均一に熱を加えるようにしています。
この工夫をしているのも【OMOIYARI】ならではなんですよ!
乾燥されたダウンはハンガーにかけられて、次の工程へと進みます。
【蒸気でシワ伸ばし】
洗い上がったダウンは、必要があれば蒸気でシワを伸ばしていきます。 【OMOIYARI】ではシワを最小限にするためにミルクプロテイン洗剤を使い、繊維を保護しているので、この工程がない場合もあります!
【補修やパーツの取り付け】
洗い上がったダウンは、最後にラベルやファーなどをひとつひとつ手作業で付けていきます。 例えばモンクレールのコミックラベルはクリーニング時に破損しないようにあらかじめ取り外し、最後に付け直すことも。
ベテランの職人が、丁寧に作業していきます。
ほつれなどの補修をする際にも、生地の色にあった糸を使うため、工場内にはカラフルな糸がずらりとならんでいます。
■洗い上がったダウンは翌シーズンまでお預かりも♪
キレイに洗い上がったダウンは、ご希望があれば無料で工場内の専用スペースに保管しています。
ダウンに限った話ではありませんが、保管する場所によって衣類は紫外線による色褪せなどの心配があります。また、湿度の高い場所にしまっておくと、カビなどが発生する可能性も。 中には、クローゼットの隙間から入った陽射しで、衣類の一部が日焼けしてしまったという例もあります。
蛍光灯など室内の照明でも日焼けすることがあるため、大切なダウンほど、しっかりと暗い状態を確保できる場所で保存しておくことが重要です。
【OMOIYARI】では日差しを遮り、温度・湿度をきちんと管理した場所で、大切な高級ダウンを来シーズンまでお預かりできます。
保管サービスは無料ですので、ぜひご活用くださいね!