こんにちは。
高級ダウンのクリーニング専門店【OMOIYARI】です。
【OMOIYARI】がお客様からお預かりするダウンは、モンクレールやカナダグース、ノースフェイス、ハイブランドのものなど高級なものが大半です。
大切な高級ダウンのクリーニングを全国からご依頼いただいている【OMOIYARI】の自慢は、ズバリ職人たちの目利き力。
クリーニングにおける目利きとは、一体どんなものなのかご紹介します。
■ 高級ダウンクリーニングの目利き①入荷時
クリーニングのためにお預かりしたダウンは、まず入荷担当がひと通り状態をチェックします。
- 特に汚れがひどい部分は?
- 汚れのタイプは皮脂汚れ?食べこぼしのシミ?
- 生地にはどんな素材を使っている?
- ボタンのほつれや生地の傷みはないか?
などなど、チェックする項目はたくさん。
汚れのタイプや生地の状態に応じて、洗い方を判断していきます。
例えば、食べこぼしのシミが多いダウンは、水性汚れのため水洗い(ウェットクリーニング)に。
生地の傷みが大きい場合には、洗いの段階で生地への負荷がより少ないドライクリーニングや手洗いに、というふうに仕分けをします。
■ 高級ダウンクリーニングの目利き②シミ抜き
ダウンクリーニングの中でも、目利き力が試されるのがシミ抜きの工程です。機械洗いをする前に、シミ汚れの8割程度は前処理の段階で落としていきます。 この作業は1着1着手作業。皮脂汚れなのか、コーヒーのシミなのか、など汚れのタイプを見極めて、使う洗剤の種類や濃度を変えていきます。
■ 高級ダウンクリーニングの目利き③素材や汚れにあった洗い方
高級ダウンの中には、ダウン素材にレザーが使われているものもあります。 レザーは水洗いすると色が流れてしまうため、ドライクリーニングもしくは、外せるものなら外して別々に洗うのが一番です。
お預かりした高級ダウンにどんな素材を使っているのかも確認し、洗い方を決めていきます。
例えば、
- 「このダウンは汗など水溶性の汚れが強いから、水溶性の汚れが落としやすいウェットクリーニングにしよう」
- 「ウェットクリーニングするだけでは汚れが落ちにくそうだから、アルカリ性の洗剤液を使おう」
- 「アルカリ性の薬剤は濃い色の生地に使うと、薄い生地に色移りしやすいから、手早く時間をかけずに処理しよう」
- 「油分を含んだ皮脂汚れなどが多いから、油性の汚れが落としやすいドライクリーニングにしよう」
- 「生地が傷んでいるので、水洗いだと負荷がかかるかもしれない。負荷が少ない手洗いにしよう」
など、各洗い方の工程で、洗う時間や使う薬剤も繊細に見極めていきます。
こうした見極めができるのは、たくさんのダウンクリーニングを手掛けているからこそなんですよ。
■ 高級ダウンクリーニングの目利き④乾燥方法
厚手のダウンは長時間乾燥機にかけなければいけませんが、薄手のものはあまり長く乾燥をかけると生地やダウンが傷む原因になってしまいます。
ダウンの厚みなどを見ながら、乾燥時間はどのくらいが良いのかを見極めていきます。
実際のダウンのクリーニング事例は過去のブログでもご紹介していますのでぜひご覧くださいね!